和の国富論

和の国富論このたび新潮社から、対話集「和の国富論」を発刊しました。過去2年ほどの間に雑誌新潮45に掲載された対談の中から6つを選び、若干の編集を施して単行本化したものです。2014年刊行の「しなやかな日本列島のつくりかた」の続編になります。

私は自著の宣伝を積極的には行わない主義なのですが、「この本はなんとしても多くの方のお手に取っていただきたい」という担当編集者の熱意に負けまして、このように宣伝メールを送信させていただきます。正直、題名も装丁もキャッチも「いかがなものか…」という感じですが、中身の対談に関しては、前著「しなやかな…」以上に、お読みくださる価値が存分にあるものと自負しております。対談のお相手が本当に素晴らしい方ばかりで、目からウロコの”現智”が得られること間違いございません。
昔の職場の後輩から以下のような暖かいメールをもらいました。

「和の国富論、買いました。読みやすくて、大変面白かったです。最新学習歴、重要な指標ですね。(笑) オガールプロジェクトの成功のポイントや高齢者に空き家を貸すビジネスモデルふるさとの会はすばらしいと思います。ベストセラー間違いなしですね。若手に勧めたいと思います。(^^)」

ベストセラーにはならないですが、ぜひご笑覧いただければありがたく。

藻谷 浩介

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「和の国富論」: 6人の“現智”に学ぶ「脱競争の成長戦略」
著者:藻谷浩介 出版社:新潮社 価格:1200円+税

  1. 「林業」に学ぶ超長期思考…速水亨(速水林業代表)
    半世紀前から国際競争にさらされてきた林業分野で生き残る、稀有な経営者の思考法と実践とは?
  2. 「漁業」は豊かさを測るモノサシである…濱田武士(漁業経済学者)
    絶対的な自然の制約と、多年磨きぬかれた市場原理が共存する漁業に、市場経済2.0を学ぶ。
  3. 「空き家」活用で日本中が甦る…清水義次(都市。建築再生プロデューサー)
    「雇用を与えられる権利」から「生活営業権」へ。消費の場から生産の場へ。暮らしとまちの転換点。
  4. 「崩壊学級」でリーダーが育つ…菊池省三(元小学校教師)
    点数のいい子を選抜し、集団になじめない子を切り捨てるお受験教育の、根源的欠陥とは?
  5. 「超高齢社会」は怖くない…水田惠(株式会社ふるさと代表取締役社長)
    老いる自分、老いる日本の将来を恐れずに、最底辺の現実を知ることから、希望が生まれる。
  6. 「参勤交代」で身体性を取り戻す…養老孟司(解剖学者)
    なぜ今「参勤交代」なのか? 現代人にビタミンや睡眠以上に欠けている「身体性」を、取り戻そう!